J.TESORI SOUND WORKSHOP

  RMSサプリメント オンラインコース(Step 0)

~Step 0とは、全てのStepに必要なプロオーディオの“超基本”を永久習得するオンラインセミナーコースです

本コースの内容

本トレーニングは、プロオーディオで使われる実効値(RMS、Root Mean Square)について、意味の把握を中心に、プローディオ業務に必要な実効値の知識を完全習得するための集中コースです。

セミナーは、プロオーディオの様々なシチュエーションで登場する音圧と電圧という2大パラメーターについて、その大きさを表す数値やレベルメーターが何に基づいているのか、その整理から始まります。具体的には、ピーク値と実効値(RMS)という二つの約束事の概要を学びます。

その際、現在多くの機器に使われているピークメーターやRMSメーターに加え、VUメーター、最新のラウドネスメーターなどにもふれます。
また、騒音計、テスター、オーディオアナライザーなどが、音圧や電圧の実効値を測定していること、機器仕様書等に書かれている特性値のほとんどが実効値をベースに書かれていることを確認します。

それらの整理が進んだところで、実効値の持つ意味と具体的な計算方法であるRMSについて、完全理解を目標に学習します。その際、クレストファクターについても同様に学びます。
また、教養として、そもそもなぜ実効値というものが考え出されたのか、その意義や有用性を再認識します。

仕上げは、実効値とサウンドシステムの関係の中で、注意すべきポイントのまとめです。具体的には「デジタルシステムのdBFS」と「アンプの定格出力」を、それぞれ個別に取り上げます。

こんな方にお勧め

プロオーディオ初心者からベテランまで、実効値がスッキリしない方。
例えば、

  • 機器仕様書のVrmsやdBuが、電圧の実効値を表していることを知らなかった方
  • ピーク/VU/RMSなどのメーターについて、その違いを明確にしたい方
  • テスターの中にある“真の実効値メーター”と書かれている製品の意味を知りたい方
  • デジタル卓のヘッドマージン(dB)について、完全に理解したい方
※回路設計や機器メンテナンスなどに従事されている電子回路スペシャリストは対象としていません

トレーニングの特長

2時間のオンラインセミナー形式ですが、講義は、スライド、講師が出すクイズ(受講者はリアルタイムで回答)、Q&A(テキストベース)などを用いて、これまでのJTSWセミナーのように臨場感をもって行います。
最大の特長は、講師である栗山のプロオーディオ技術の豊富な経験や知識、そして分かりやすい説明や表現力による、受講者の理解を最大限追求した解説です。

ご受講に当たって

  • ネットワーク接続されたパソコンをご準備ください。マイク、カメラは不要です。講義中の質問は、テキスト入力でお受けします。
  • 本オンラインセミナーは、一般的なビデオ会議システムではなく、セキュリティが強化されたウェビナー専用のシステムを用います。ご参加にあたっては、さらなるセキュリティ強化のために、弊社から送られた手順書に従った事前登録と、参加時のパスワード入力が必要です。
  • 参加者には他の参加者の情報は共有されません。

開催概要 

日     時 2020年9月24日(木)14時00分開始~16時00分終了(2時間)
本トレーニングは終了いたしました。次回のご参加をお待ちしております。
受 講 料 3,500円(消費税別) ※費用に含まれるもの テキスト(PDF、事前配布)
定     員 80名
  • <カリキュラム>

    1. 波形のピークと実効値

    2.各種メーター

    ➀ RMSメーター
    ➁ ピークメーター
    ➂ VUメーター
    ➃ ラウドネスメーター

    3. 各種計測器

    ➀ 騒音計(音響測定ソフト)
    ➁ テスター
    ➂ オーディオアナライザー(電圧計)

    4. 機器仕様書

    ➀ VrmとdBu
    ➁ dBFS

    5. 実効値の詳細

    ➀ 定義
    ➁ 計算方法(Root Mean Square)
    ➂ クレストファクターとは

    6. サウンドシステムにおける留意点

    ➀ dBFSとクリップレベル
    ➁ アンプの定格出力


     ※トレーニング内容は、都合により多少変更する可能性があります

  • 講師栗山写真

    栗山 譲二
    くりやま じょうじ

    九州芸術工科大学(現九州大学)大学院修了、TOA株式会社入社。

    当初よりデジタル信号処理の音響分野への可能性に興味を持ち、ハウリング抑圧やスピーカ指向性制御などを研究。研究段階でもリアルタイム処理にこだわり、オーディオ用のデジタルチップが無い当時、AD/DA変換機やDSPをディスクリートで組み音出し実験を続け、アルゴリズムと聴こえの関係を模索。

    1980年代後半から、統合型デジタルプロセッサー"SAORI"、ウィーン国立歌劇場向け劇場用デジタル卓、NHK向け放送用デジタル卓、ポストプロダクション向けデジタル卓、などを開発。それらは、最も早くデジタル化したプロオーディオ製品の一つとして、国内外のメーカーやサウンドオペレータに多大な影響を与える。

    その功績が評価され、2002年音響家協会賞を受賞。

    2001年、ボーズ株式会社に技術顧問として転籍。デジタルプロセッサーや民生スピーカ開発に携わる。同時に経営にも参画、2008年よりボーズ株式会社の代表を務める。

    現在は、技術コンサルティングや研究用音響機器の開発販売を行う株式会社J.TESORI(ジェイテゾーリ)の代表。
    2012年11月、J.TESORI SOUND WORKSHOP(JTSW)をスタート。
    JTSWの目的は二つ。知識や理論の学習と、経験や知恵を交換し合う場の提供。一つ所で異なる立場の人々が学ぶことで、個人のスキルアップとともに互いに影響し合い、皆で成長する、それが栗山の目指すJTSWの姿です。
  • 日     時 2020年9月24日(木)14時00分開始~16時00分終了(2時間)
    本トレーニングは終了いたしました。次回のご参加をお待ちしております。
  • ご予約流れ

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    本トレーニングは、定員制にしております。
    お申込みいただきましたら、JTSW事務局で残席の確認後、折り返し、お選びいただきました支払方法(Paypal,お振込み)に基づきましたお支払いに関するご連絡を差し上げます。
    研修形式の都合上、お支払いいただいた時点で正式にお申込み完了とさせていただいておりますが、企業様用のお手続きとして、請求書による処理も可能です。
    その他ご不明な点がおありでしたらお気軽にご相談ください。

    なお、受付完了後のキャンセルは、ご遠慮いただけますようお願い申し上げます。
    受講者の変更は可能ですので、できるだけ代理の方の参加をお願いいたします。
    万が一キャンセルされる場合には、ご連絡いただいた時期によって以下の通りキャンセル料が発生いたしますのでご了承ください。
    また、受講者変更やキャンセルのご連絡は、お手数ですがメール:info@jtesori.comか、Fax:050-3730-4828にてお願いいたします。

    キャンセルポリシー
    セミナー開催30日前~8日前 :受講料の50%
    セミナー開催7日前~4日前 :受講料の70%
    セミナー開催3日前~当日 :受講料の100%
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    メール(info@jtesori.com)でも受付けておりますので、お気軽にご連絡ください。