ライブPA、レコーディング、ポスプロ、放送、音響機器メーカー(設計・営業・マーケティング・カスタマーサポートなど)、音響施設管理、設備音響エンジニアリングなどに従事していて、主に、業務を開始して数年くらいまでの方に最適です。
JTSWでよく耳にするのが、「今更こんな基本的なことは聞けない」「やり方は教わったが、なぜそうするのか分からない」「意外に周りも知らない」や、「新人の頃にこのトレーニングがあったらよかったのに」という声でした。 特に新人の間は、質問しなくてはいけないことは多いのに、先輩や上司は忙しく、こんなことを聞いていいのか?などの遠慮もあって、疑問を残したまま仕事をしている事も多いのではないでしょうか。
仕事の忙しさの中で回答が見いだせぬまま積み重なっていくそれらの疑問は、皆さんのプロオーディオスキルを誤った方向に形成していくかもしれません。そうなると、自分の成長の妨げになるばかりでなく、チームや組織の力が落ちてしまいます。
本コースは、あらゆるプロオーディオ業務に不可欠な教養と技術の常識を三日間で修得するプロオーディオ新人のための特別コースです。JTSWで得た知識と経験は、これまでの疑問はもちろん、仕事を通して今後生まれる新しい疑問について、正しい回答を自ら導き出せるベースを作ることを目的としています。
加えて、JTSWでは、同業他社の方や他分野の方との交流のきっかけの場を提供します。JTSWにはいろいろな現場や会社から受講者を迎えています。受講者同士が知り合いその後のコミュニケーションに発展するように、カリキュラムの内容は練られており、講師と事務局は意識してファシリテートを行います。
トレーニングは、1日セミナーを毎月1回、ステージⅠ(教養編)、ステージⅡ(機器編)、ステージⅢ(測定分析編)と計三回開催し、三ヶ月で修了するプログラムとなっています。
三日間という短い期間で学習するためには、それぞれのテーマがばらばらに語られては知識の修得が困難になります。よって、本コースでは、様々なテーマを最初から相互につなげた形で解説を行います。トレーニング全体に一貫性を持たせ、現場で皆さんが経験している事象と関連付けて解説を行うことで、異なる技術知識が結ばれた形でスムーズに頭に入っていくことを狙っています。
そのために講師が書き下ろしたオリジナルテキストは、図を中心とした分かりやすい構成になっています。また、理論学習後の実習や実験も平易でありながら本質を突いた内容になっています。
講師は、全ステージともJTSW主宰の栗山譲二が務めます。
音響物理と聴覚心理は、プロオーディオのどのような仕事にも密接に関係し、様々な技術規格の源にもなっている大変重要なものです。にもかかわらず、大学の専門学科以外では学ぶ機会が極めて少ないのが現状です。本コースでは、冒頭でこの二つのテーマについて、受講者の現場経験に照らし合わせながら平易に解説します。次に、音圧レベルや信号レベルを表すdB、オームの法則、アンプの電力、マイクとスピーカーの動作原理など、基本知識を全てクリアにしていきます。その中には、音響に必要な基礎数学も含みます。最後にデジタルオーディオで不可欠なサンプリング周波数と量子化を徹底解説します。ここまでがステージⅠです。
ステージⅡでは、音響機器を集中的に見ていきます。実機を使った各機器の機能解説の後、機器間接続を学びます。アナログ音声ライン、デジタル音声ライン、デジタル制御について、絶対に守らなければいけない鉄則とその理由を学習し、その後講師によるデモで理解を深めます。特に、アナログ接続ではシグナルチェインにおける信号レベル、デジタル接続では同期に注力します。また、新しい接続方式として主流となりつつあるネットワークを使った音声と制御の伝送について、ネットワーク自体の基礎を学ぶとともに、代表的な規格の一つであるDanteの実際を確認します。
最終のステージⅢでは、機器やシステムが持つオーディオ信号に関わる各種性能や特性、そして音響測定と分析について学びます。今やあらゆる機器はデジタル化されていますが、ブラックボックス化されているデジタル機器の内部を概観することで、どの要素がサウンドクォリティーに影響を与えるのか、JTSWならではの実験を通して理屈を理解します。次に、アナログやデジタル問わず機器の仕様書に書かれている項目を一つ一つ確認していきます。次に、代表的な音響測定と分析の基礎を学び、最後に、音響測定と分析について、代表的な測定方法であるSPLやRTA、FFTの仕組みの理解の後、測定実習を行います。また、より高度な測定手法である伝達関数やインパルス応答測定について、足がかりとなる時間領域と周波数領域の基本的な関係について学ぶと共に、デモ測定を体験します。
最後に、修了テストを行い、講師による模範解答解説を行います。
なお、第二回となる今回から、聴く能力についてのトレーニングを取り入れます。音の大きさ・高さ・音色の違いに対する判別力を養うべく、JTSWオリジナル音源による※聴能形成トレーニングをステージⅠとⅢで行います。
※聴能形成トレーニングとは
九州大学音響設計学科で行われているイヤートレーニングです。音の物理的性質と聴感印象を対応づけることを目的としています。
このHello! ProAudioコースでは、九州大学の河原一彦先生の監修の元、聴能形成を実施し体験していただく予定です。
日 時 | : |
ステージⅠ: 2016年5月19日(木)11時00分開始~19時00分終了(全8h お昼休憩1h含む) ステージⅡ: 2016年6月21日(火)11時00分開始~19時00分終了(全8h お昼休憩1h含む) ステージⅢ: 2016年7月14日(木)11時00分開始~19時00分終了(全8h お昼休憩1h含む) |
会 場 | : | NATULUCK茅場町 新館 2階大会議室 |
東京都中央区日本橋兜町12-7 兜町第3ビル ・地下鉄東西線「茅場町駅」12番出口 徒歩30秒 ・地下鉄浅草線「日本橋駅」D1出口 徒歩3分 ・JR「東京駅」日本橋口 徒歩10分 |
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受 講 料 | : | 50,000円(消費税別) ※費用に含まれるもの:研修資料、ミネラルウォーター |
※ 本コースは、トレーニングの目的や内容によりまして、全3ステージすべてに参加いただける方を対象としております。ただし、やむを得ない事情で欠席される場合、代理の方の受講も可能です。
2名様まとめてお申し込みおよびお振込みの場合 90,000円(消費税別)
=1名様当たり45,000円(消費税別)
※ 代表者の方がお申込みおよびお振込みください
日 時 | : |
ステージⅠ: 2016年5月19日(木)11時00分開始~19時00分終了(全8h お昼休憩1h含む) ステージⅡ: 2016年6月21日(火)11時00分開始~19時00分終了(全8h お昼休憩1h含む) ステージⅢ: 2016年7月14日(木)11時00分開始~19時00分終了(全8h お昼休憩1h含む) |
会 場 | : | NATULUCK茅場町 新館 2階大会議室 03-6868-3915 |
東京都中央区日本橋兜町12-7 兜町第3ビル ・地下鉄東西線「茅場町駅」12番出口 徒歩30秒 ・地下鉄浅草線「日本橋駅」D1出口 徒歩3分 ・JR「東京駅」日本橋口 徒歩10分 |
本トレーニングは、少人数定員制にしております。
お申込みいただきましたら、JTSW事務局でお席の確認後、折り返し振込み口座情報などのご連絡を差し上げます。
研修形式の都合上、お支払いいただいた時点で正式にお申込み完了とさせていただいておりますが、企業様用のお手続きとして、請求書による処理も可能です。
その他ご不明な点がおありでしたらお気軽にご相談ください。
なお、受付完了後のキャンセルは、少人数定員制をとっております都合上、ご遠慮いただけますようお願い申し上げます。
受講者の変更は可能ですので、できるだけ代理の方の参加をお願いいたします。
万が一キャンセルされる場合には、ご連絡いただいた時期によって以下の通りキャンセル料が発生いたしますのでご了承ください。
また、受講者変更やキャンセルのご連絡は、お手数ですがメール:info@jtesori.comかFax:050-3730-4828にてお願いいたします。
キャンセルポリシー | |
セミナー開催30日前~8日前 | :受講料の50% |
セミナー開催7日前~3日前 | :受講料の70% |
セミナー開催2日前~当日 | :受講料の100% |
※ 画面左側の、ご覧になりたい小さな画像の上に、マウスを置いてください 右側の大きな画像が変わります |
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