J.TESORI Sound Workshop

Immersive ブートキャンプ

Immersive ブートキャンプ

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「イマーシブPAの全貌を掴み、導入準備を整える」を目指す

JTSWでは「正しい基礎技術力は、最終的には高度な音楽性や芸術性の実現につながる。」を念頭に置き、最先端音響技術の原理原則を学習するためのブートキャンプを、適宜開催してきました。

本ブートキャンプでは、単に良い音質の拡声ではなく、より臨場感を与えるイマーシブPAの目的と技術や製品の裏側に存在する理論、実現方式などについ学びます。座学だけではなく、JTSWオリジナルのイマーシブPA実験システムによる各種実験も多く取り入れた、エキサイティングな内容となっています。

もちろん、現在数社からリリースされている最新のイマーシブPA製品やソフトウェアについても、操作方法こそ触れませんが、各製品を支える基本技術について、共通点と違いなどわかりやすくご紹介いたします。
トレーニングは、一日半の日程で、横浜会場での対面形式で開催します。

講師を務めます栗山は、1990年から約10年間、欧州の大規模屋外オペラのPA現場(ブレーゲンツ音楽祭※)で動的な音像定位機能を持つサウンドシステムに深く関わっていました。本ブートキャンプでは、当時の技術含めこの30年ほどの間に起こったイマーシブPAに関する歴史と背景について、栗山個人の経験や意見も交えて解説いたします。
2021年演目(リゴレット)のサウンドシステムビデオが公開されています。14:20ごろから音像定位の話です。

セミナー概要

イマーシブとは没入感を意味しますが、音の世界では平たく言えば立体音響です。
JTSWでは、コンテンツ制作や再生の現場(CD録音や映画など)の立体音響を3Dオーディオ、ライブコンサートやミュージカル・オペラなどの音像定位や室内音響合成についてはイマーシブPAと呼び、明確に分けて話を進めていきます。

セミナーはPartⅠ~Ⅳに分かれており、ⅠとⅡは3DオーディオとイマーシブPAの両者について、ⅢとⅣはイマーシブPAに絞って学習します。

Part Ⅰ:3DオーディオとイマーシブPAの歴史、両者の共通点、両者の根本的な違いを解説します。

Part Ⅱ:3DオーディオとイマーシブPA実現の背景にある理論や技術を、心理音響を軸に物理音響や信号処理を交えて学びます。加えて、音像定位のための回路やソフトが、どのような計算のもとに動作しているのか、基本原理を計算式にしたJTSWオリジナルのエクセルシートを用いて説明します。

Part Ⅲ:現行のLRPAが抱える課題の整理を行った後、主に音像定位に絞って、心理音響をベースとした解決手法(VBAP/DBAP)、物理音響をベースとした解決手法(ホイヘンスの定理の応用)のそれぞれを解説します。理解を深めるために、水平直線状に配置された5.1スピーカーを使ったイマーシブPAの実験試聴を行い、定位を含めた聴こえの違いなどを解説します。このパートでは、講師と参加者によるディスカッションタイムも設ける予定です。加えて、部屋の音響を空間的に合成する代表的な理論と実用例について解説します。

Part ⅣイマーシブPAの設計フローを体系化して解説します。「自分が実現したいイマーシブ効果の検討」をスタートに、音像の知覚・PAと部屋の相互作用・室内音響自体の知覚などに親和性の高い音響指標を取り上げ、目的に沿った方式の選択と事前確認(シミュレーション)のやり方などを講師が提案します。

セミナーの最後には、受講者の自己評価を目的として、講師が作成した3DオーディオとイマーシブPAに関する基礎知識の設問をまとめた修了テストを行います。その後、講師が総括をしてトレーニングは終了です。

こんな方にお勧め

 カリキュラム

PartⅠ: 3DオーディオとイマーシブPAの歴史と現状

  1.  3Dオーディオ
  2.  イマーシブPA

Part Ⅱ: 基礎知識

  1.  両耳聴での心理音響(ILD、ITD)、ハース効果
  2.  反射や残響が伴う音場の物理音響、音の減衰量・到達時間の計算
  3.  ステレオパンニングの計算
  4.  発展型パンニング方式(VBAP/DBAP)、ホイヘンスの定理とWFS

Part Ⅲ:イマーシブPAの音像定位と室内音響の合成

  1.  LR PAの課題
  2.  音像定位の方式の分類
  3.  試聴実験とディスカッション
  4.  部屋の音響の合成方式

Part Ⅳ イマーシブPAの設計について

  1.  イマーシブPAの目的の整理
  2.  目的に沿った方式の選択
  3.  留意すべき音響指標とシミュレーション

修了テスト

※トレーニング内容は、都合により多少変更する可能性があります

開催概要

※終了いたしました

日 時

会 場

万国橋会議センター  地図
横浜市中区海岸通4-23 みなとみらい線「馬車道駅」6番出口より徒歩4分

募集定員

42名

受講料

38,500円(消費税込)
※費用に含まれるもの:オリジナルテキスト(印刷物、当日配布)

特別グループ割引プラン

2名様以上まとめてお申し込みおよびご入金の場合 33,000円(消費税込)
※ 代表者の方がお申込みおよびご入金ください

ご受講時に必要なもの

筆記用具と、関数電卓(スマートフォンでも可)をお持ちください。

FAQ

複数名様でお申込みの場合、各ご受講者様の、お名前、メールアドレス、お電話番号の一覧表エクセルファイルを、お申込みフォームでアップロードいただくことで、一括でお申込みいただくことができます。(一覧表例)
※お一人ずつお申込みいただくことも可能です。その際は、お申込みフォーム「複数名様でのお申込みですか?」の設問では、「ご本人のみ」をお選びください。

本コースは、定員制をとっておりますので、基本的にはキャンセルはご遠慮いただいておりますが、やむを得ない事情がお有りの場合、以下キャンセルポリシーにのっとってキャンセルいただけます。info@jtesori.comまでメールでご連絡ください。
キャンセルポリシー
セミナー開催30日前~8日前:受講料の50%
セミナー開催7日前~4日前:受講料の70%
セミナー開催3日前~当日:受講料の100%

筆記用具と関数電卓をお持ちください。関数電卓は、スマートフォンでも結構です。

会場の周辺には多くのホテルがございます。例えば、会場から一番近いホテルは、アパホテル&リゾート 横浜ベイタワー があります。
みなとみらい線馬車道駅、あるいはJR桜木町駅周辺にも多くのホテルがあります(徒歩5分~10分ほど)。

受付けをいたしますので、できましたら、開始10分前までに会場にお越しください。1時間を目安に5~10分程度の休憩時間を取りますので、お仕事の連絡等その時にしていただけます(会場には無料Wi-Fiがございます)。
お昼休憩時には、自由に外でランチしていただけますし、会場内で飲食も可能です。通常予定時刻には終了いたしますので、それ以降は、受講者様同士、会場ロビーなどで交流いただくこともできます。

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