J.TESORI Sound Workshop

Measure Expert ~ On Line Training

Measure Expert
 ~ On Line Training

※終了いたしました。次回のご参加をお待ちしております。

※お申込み受付けは、終了いたしました

~Measure Expertは、Measureシリーズの最上位に位置するセミナーで、Measure BeginningⅠおよびⅡ、さらにMeasure First の既受講者程度の知識を持った方を対象としています。

本トレーニングでは、部屋やサウンドシステムのインパルス応答測定について学習します。
インパルス応答測定の意義、測定方法、その結果の分析などを、伝達関数測定と比較しながら分かりやすく解説します。
これによって、一部のスピーカーメーカーが推奨している、TSPと呼ばれるスイープ信号を用いた伝達関数測定についても、同時に理解が深まります。
セミナーの最後には、インパルス応答の分析によるライブPAシステムの客観評価の可能性について講師が考察します。

本コース開催の背景と概要

部屋のインパルス応答測定は、建築音響および一部の電気音響設備において大変重要な役割を担ってきました。その理由は、インパルス応答を得ることができれば、「部屋」あるいは「部屋とサウンドシステム」の聴こえへの影響を様々な角度から把握し、評価できるからです。
ただし、これまでのインパルス応答測定の目的は、あくまでもクラシック音楽を中心としたアコーステッィク楽器の生演奏や生声のホールでの響き、そしてアナウンスPAの音声明瞭度の評価などが主でした。

一方、生音ではなくPAが前提のライブコンサートの現場では、伝達関数(周波数応答)の測定が主で、インパルス応答測定はほとんどなされていません
その理由は、ライブPAでの音響測定の目的が、周波数領域で用いるEQを使ったシステムチューニングのための情報収集だからです。また、John Meyer氏が発案したSIM(Source Independent Measurement、音源に依存しない測定)の概念が一般化し、コンサート中に音楽信号を用いたサウンドシステムの状態把握を、周波数領域で行うことが常識になっているからだと考えられます。

ところが、昨今、いわゆるイマーシブサウンドと呼ばれる新しい技術が、サウンドシステムの世界に押し寄せてきました。
それをきっかけに、JTSWでは、ライブPAシステム設計やチューニングにおいて、伝達関数だけではなくインパルス応答の確認と分析が、客観性と再現性の裏付けになるのではと考えました。

幸運にも、多くの研究者のおかげで、主要なインパルス応答測定手法はすでに完成しており、いくつかの会社より製品化されています。また、インパルス応答から得られる残響感や明瞭性、拡がり感などの聴こえの指標についても、同様に重要な発見がなされ体系的にまとまっています。

本セミナーでは、音響系のインパルス応答測定の全貌を解説した後、最後にインパルス応答によるライブPAの客観評価についてその可能性を解説したいと考えています。

※セミナーでは、インパルス応答測定ソフトウェアとして、AFMG社のEASERAを使用します。理由は、各種インパルス測定手法とほぼすべての音響指標の分析機能が搭載されているからです。なお、本セミナーでは、EASERAの製品説明や操作方法には触れませんのでご了承ください。

こんな方にお勧め

トレーニングの特長

4時間のオンラインセミナー形式で行います。
講義は、スライドおよびホワイトボードを用いて、これまでのJTSWセミナーのように臨場感をもって行います。また、随所でインパルス応答の測定と音響指標の解析実演を行います。
講師であるJTSW 主宰 栗山譲二の40年に及ぶプロオーディオ技術の経験や知識、そして分かりやすい説明や表現による、受講者の理解を最大限追求した解説です。
※本トレーニングは、今後オンデマンドのみとなる予定です。

カリキュラム

1. インパルス応答(以下、IR)とは

➀ 伝達関数との関係
➁ 建築音響と電気音響設備での活用

2. IR 測定の手法

➀ テスト信号、信号長、平均回数、測定精度、再現性
➁ IFFT 法
➂ MLS 法
➃ Time Delay Spectrometry 法

3. IR の加工

➀ ETC(Log-Squared, Envelope)
➁ Schroederカーブ

4. IR を元にした代表的な音響指標分析

➀ RT, T10~30, EDT
➁ C50, C80, ITDG
➂ STI, Echo Speech, Echo Music, Support
➃ IACC(両耳間相関関数)

5. ライブPAのIR測定について

➀ 意義
➁ 関連する音響指標
➂ 測定セットアップについて

トレーニング内容は、予告なく変更になる場合がございます。

開催概要

※終了いたしました

日 時 2024年1月17日(水)13:00~17:00
講 師 栗山 譲二(株式会社J.TESORI代表)
受講対象

音響系の伝達関数測定およびインパルス応答測定について基礎知識と経験をお持ちの方

定 員 40名 ※定員になり次第締め切りさせていただきます
教 材 オリジナルテキスト(PDF事前配布)
受講料 11,000円(税込み)

既受講割引き

今年5月に開講の「Measure First ~ On Demand Training」をご受講の方が再度お申込みの場合、2,200円(税込み)でご視聴いただけます。
※1 テキストPDFは配布されません
※2 その他のMeasure Firstコースでは適応されません

ご受講にあたって

FAQ

お手数ですが、各受講者様ご自身で、サイトのフォームからお申し込みをお願いいたします。
会社様で人数分まとめてのご請求書などが必要な場合、まずお問合せフォームをご利用いただくか、info@jtesori.comまでメールでご連絡ください。

基本的にはキャンセルはご遠慮いただいておりますので、充分ご検討いただいた上でお申込みをお願いいたします。

特別に必要な物はございませんが、ネットワークに接続されたパソコンかタブレットをご用意ください。

本トレーニングは、次回以降は、オンデマンドビデオ視聴での開催の予定(時期は未定)です。

銀行振込、Paypal支払い、Paypal経由でのクレジットカード支払いをご利用いただけます。

お申し込みフォームの「お支払い方法」で、請求書をお選びください。
基本的に、御社名宛で発行し、PDFメール添付にて送付させていただきますが、特別なご要望がございましたら、「備考」欄にご記入ください。

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