3ステップのトレーニング

JET トレーニングは、ビギナー・ベーシック・アドバンスドの3つのコースに分かれています。
ビギナーコースからスタートしていただき、修了された方のみ次のコースへ進むことができる、ステップアップ方式です。
ビギナーコースやベーシックコースは、広く一般の方にも有益な内容となっており、アドバンスドコースは、プロオーディオ業界でのお仕事に役立つJETカスタムのトレーニング音源を使ったトレーニングになっています。

ビギナーコースのトレーニング項目は、音の三要素と言われている「音の大きさ」「音の高さ」「音色」に関わる内容となっています。
音源は、純音(いわゆるサイン波)、純音を組み合わせた複合音、帯域制限されたノイズ、そして音楽の四種類です。
トレーニングは、それら音源を、一対比較(音を二種類聴いてその比較をする)、あるいは絶対比較(音を一種類だけ聴いて絶対判定する)して行います。

音の三要素は、音響物理の視点では、「音波の振幅(音の大きさ)」「音波の周波数(音の高さ)」「音波の波形(音色)」にあたります。トレーニングのゴールは、物理的に異なる音を聴き、「違う音が、違うということがわかる」という最も基本的な聴能スキルを養うことです。

本コースは、ライブPA、電気音響設備、建築音響、放送、騒音制御などに従事されている方はもちろん、オーディオ機器開発や販売、楽器演奏や音楽制作、そして一般のオーディオ愛好家まで、およそ音に関わるお仕事やご趣味をお持ちの方全てに有用な聴能形成プログラムとなっています。

ビギナーコースは、次ステップのベーシックコース、アドバンスドコースに必要な基礎トレーニングです。


< ビギナーコーストレーニング音源 >

ビギナーコース音源

大きさ 純音、音楽
高さ 純音、音楽、バンドパスノイズ中心周波数、純音の周波数
音色 周波数山付け、複合音音色、歪み


※音源は予告なく変更する場合があります

ベーシックコースは、ビギナーコースで育成した聴能スキルの中で、主に「音色」に注目して、さらに基礎固めを行う内容になっています。

トレーニング音源は、EQ(イコライザー)による帯域別の山付け・谷付け、およびローカット・ハイカットなどの周波数特性の変更、音の立ち上がり・立ち下がりの時間特性の変更、AMおよびFMといった変調による音の加工、スペクトル成分の変更など、様々な種類を用意しています。また、ステレオ・モノラル・逆相の聴こえの違い、バックグラウンドノイズのレベル判別なども盛り込んでいます。
なお、音源は、純音や帯域制限ノイズも含まれますが、大半が音楽信号を用います。

ベーシックコースのゴールは、基礎的な信号処理を施した音の違いを、信号処理の物理量と関連付けて聴き分けることができるようになることです。

受講対象は、ビギナーコースと同様に、プロオーディオ分野の様々な業務に従事されている方、そして聴能形成プログラムに興味をお持ちの一般の方です。

なお、ベーシックコースを受講するには、ビギナーコースを修了しておく必要があります


< ベーシックコーストレーニング音源 >

ベーシックコース音源

大きさ SN比
音色 周波数谷付け、帯域バランス、ハイ/ローカット、立ち上がり、スペクトル成分数、スペクトル傾斜、変調周波数


※音源は予告なく変更する場合があります

アドバンスドコースは、例えば、残響や音の拡がり、コンプレッションなどのエフェクト処理、量子化ビット数、圧縮処理(AAC)、位相、等々のパラメータを様々に変更し、それらの音の違いを聴き分けるという、業務で接するであろう実際の音により近づいた音源を用いて、実践的なトレーニングを行います。
音源の大半は、音声や音楽信号を用います。

音の違いの聴き分けのためには、音源が定量的に(再現性があるように)どのように処理されているか、その技術的な内容を知っておく必要があります。
例えば、音の拡がり感の違いのトレーニングでは、IACC(Inter Aural Correlation Coefficient、両耳間相関関数)と呼ばれる指標に基づいて作られた、拡がり感の異なる音源を一対比較します。また、圧縮処理ではビットレートと呼ばれる一秒間あたりのデータ数(bps、bit per second)を変えた音源を用います。
初回のライブセミナーでは、講師がそれら技術的な内容を分かりやすくご説明します。

アドバンスドコースのゴールは、より高度な音の処理について、その音の違いを聴き分けられるようになることです。

ライブPA関係者、電気音響設備の調整関係者、建築音響、放送局の音声部門、録音や音楽編集などに従事されている方、オーディオ機器開発や販売に関わる方などに特に有用です。

なお、アドバンスドコースを受講するには、ベーシックコースを修了しておく必要があります


< アドバンスドコーストレーニング音源 >

ベーシックコース音源

大きさ ミキシングバランス
音色 歪み、ファイル圧縮、定位感、量子化ビット数、拡がり感、残響時間、コンプレッション、位相変化


※音源は予告なく変更する場合があります

 アドバンスドコース 

簡単なコース紹介
どんな人に有益か、ゴールはどの辺か・・・・・PA / 設備音響 / 音楽制作 / 放送 / 建築音響 その他

以下がトレーニング音源です。

大きさ SN比
音色 周波数谷付け、帯域バランス、ハイ/ローカット、立ち上がり、スペクトル成分数、スペクトル傾斜、変調周波数
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