J.TESORI Sound Workshop

Measure Beginning ~ On Demand Training

Measure Beginning
 ~ On Demand Training

※終了いたしました。次回のご参加をお待ちしております。

※お申込み受付けは、終了いたしました

~Beginningシリーズとは、音響総合講座であるHello! ProAudio を修了された方が、次に専門的な知識を学ぶための準備と基礎知識を得るためのコースです。内容は、音響測定やデジタルフィルターなどの特定のテーマに絞り込んでいます。
ご受講の順番としては、総合講座のセカンドステップであるHello! ProAudio Plusとほぼ同じ位置とお考えください。
なお、すでに開催しておりますFirstシリーズは、初歩的な内容とはいえ極めて専門的です。Firstシリーズを受講する前段階として、Beginningシリーズでの学習をお勧めします。

本コースの内容

※本コースは、2023年10月開講の Measure Beginning On Demand トレーニングと同内容です

音響測定のファーストステップを学びます。
対象は、Hello! ProAudio修了程度の知識をお持ちで、これから音響測定をより実践的に行う可能性を感じている方です。もちろん、音響全般の理解をさらに増したい方にもお勧めです。また、ホームオーディオやカーオーディオなどのチューニングをされているプロおよびエンドユーザーの方々にも、基礎固めとして大変有益な内容になっています。

音響測定項目は、測定自体に意味をもつものと、音響調整のために行うものの大きく2つに分かれています。

例えば、音圧レベルは人の聴覚に対して直接的な支配力をもっていますので、音圧レベルの測定はそれ自体が極めて重要な意味を持ちます。一方、伝達関数測定と呼ばれる部屋やスピーカーの周波数応答を把握するものは、測定結果からサウンドシステムの問題を発見するとともに、音響調整の必要性やヒントの確認などを行うなど、間接的な役割をもちます。

それを踏まえ、本トレーニングは2つのパートに分かれています。

 パートⅠ:SPL&RTA  

講師は、最初に、音響測定の種類を概説し、それらを目的別に分けます。次に、セミナーの根幹である、測定項目が人の聴覚に直接結びつく音圧レベルの測定とスペクトラム分析※を解説します。
音圧レベルの測定では、通常の測定に加え、聴覚損失に関係が深いと言われている等価騒音レベル(LEQ)の測定についても触れます。スペクトラム分析においては、オクターブあるいは1/3オクターブ分析の理解を徹底し、その後、スぺクトログラフと呼ばれる時間・周波数・エネルギーを同時に観測できる3次元表示について、その見方と有用な使い方について解説します。
※一般にRTA(リアルタイムアナライザー)と呼ばれる、周波数分析です

また、音響測定マイクオーディオIFについて、最低限必要な仕様と音響校正器を使った校正方法、さらにマイクロフォンメーカーが提供している周波数応答の補正ファイルについて、その意味や現実的な価値を講師の目線で解説します。

 パートⅡ:Transfer Function 

パートⅡでは、音響調整のために行われる伝達関数測定の基礎を学習します。
伝達関数測定を会得するには、まずその概念を把握しなければなりません。スペクトラム分析との違いを100%理解することが最も大切です。
それができれば次はすぐに、伝達関数で得られる結果の見方を学びます。結果は、Magnitude(振幅)とPhase(位相)の二つの周波数特性で現れます。それらの特性が何を物語っているのかは、測定対象が何かによって大きく異なります。我々の現場での主な測定対象は、スピーカー単体部屋の音響サウンドシステム(部屋とスピーカーを合わせたもの)、そしてフィルターなどの電子回路などです。
伝達関数測定の手順についても解説します。ただし、手順は測定ツールおよび測定対象によって大きく異なります。本セミナーでは、抑えるべきポイントのみを簡潔に解説し、測定手順の中でも最も設定等に気をつけなければいけないライブ系のサウンドシステムの伝達関数測定について、講師が実演します。肝は、伝達関数特有の落とし穴に落ちないことです。講師の解説は、まさにそこを中心に展開します。

◆ セミナーで使用する音響測定システム

講師の実演は、iOSデバイスの音響アプリであるAudioToolsを使用します。AudioToolsは、米国のAndrew氏が精魂込めて開発しているiOSアプリで、ISO準拠はもちろん、その技術背景はパソコンの音響測定ソフトであるSysTuneやSmaartに引けを取りません。
実際、AudioToolsは、安価で簡単に入手できることから、日本を含め世界でたくさんのプロオーディオ関係者が使っています。
セミナー内で用いるモジュールは、以下の通りです。

  • SPLプロ+SPLグラフ
  • RTA
  • 伝達関数(Transfer Function)
  • SmaartツールⅠ

こんな方にお勧め

トレーニングの特長

パートⅠ,Ⅱ共、各約2時間(計4時間)のオンデマンドビデオセミナーです。
講義は、本コース用に撮り下ろしたビデオを視聴いただくことで、ご受講いただきます。
最大の特長は、講師であるJTSW 主宰 栗山譲二の40年に及ぶプロオーディオ技術の経験や知識、そして分かりやすい説明や表現による、受講者の理解を最大限追求した解説です。

カリキュラム

各項目をクリックして詳細をご確認ください

 Ⅰ: SPL&RTA 

1. 音響測定の種類と目的

2. 音響測定の準備

➀ 音響測定マイクとは
➁ オーディオIFと音響測定ソフト+AudioTools
➂ 音圧レベルの校正
➃ マイクの周波数応答の補正について

3. 音圧レベルの測定

➀ 重み付けと応答速度
➁ 等価騒音レベルの測定
➂ 測定実演

4. スペクトラム分析

➀ スペクトラム分析
➁ スぺクトログラフ
➂ 測定実演

 Ⅱ:Transfer Function 

1. 伝達関数

➀ 概念
➁ 測定対象別の有用性

2. 測定結果について(MagnitudeとPhase)

➀ スピーカーの場合
➁ 部屋の場合
➂ サウンドシステム(スピーカー+部屋)の場合
➃ 測定手順の基本

3. 測定方法

➀ FFTについて
➁ ライブでの伝達関数測定の留意点

4. 測定手順と実演

※トレーニング内容は、予告なく変更になる場合がございます。

開催概要

※終了いたしました

視聴期間 2024年4月15日(月)~5月14日(火)
視聴時間 計4時間  ~ 一度登録いただくと、期間中は何度でもご覧いただけます
講 師 栗山 譲二(株式会社J.TESORI代表)
受講対象 Hello! ProAudio修了相当の方、音響測定の基本を抑えたい方
教 材 オリジナルテキスト(PDF事前配布)
受講料 5,500円(税込み)~ⅠとⅡの両方を受講できます

既受講割引き
昨年10月開講の「Measure Beginning ~ On Demand Training」コースをご受講の方が、再度お申込みの場合、2,200円(税込み)でご受講いただけます。
※テキストPDFは配布されません

ご受講にあたって

FAQ

複数名様でお申込みの場合、各ご受講者様の、お名前、メールアドレス、お電話番号の一覧表エクセルファイルを、お申込みフォームでアップロードいただくことで、一括でお申込みいただくことができます。(一覧表例)
※お一人ずつお申込みいただくことも可能です。その際は、お申込みフォーム「複数名様でのお申込みですか?」の設問では、「ご本人のみ」をお選びください。

基本的にはキャンセルはご遠慮いただいておりますので、充分ご検討いただいた上でお申込みをお願いいたします。

特別に必要な物はございませんが、ネットワークに接続されたパソコンかタブレットをご用意ください。

本セミナーは次回以降もオンデマンドビデオ視聴での開催の予定です。

銀行振込、Paypal支払い、Paypal経由でのクレジットカード支払いをご利用いただけます。

お申し込みフォームの「お支払い方法」で、請求書をお選びください。
基本的に、御社名宛で発行し、PDFメール添付にて送付させていただきますが、特別なご要望がございましたら、「備考」欄にご記入ください。

PAGE TOP